米コアウィーブが最大230億ドル投資へ、AI需要急増に対応

米コアウィーブが14日、人工知能(AI)インフラに加え、データセンターの処理能力や規模(データセンターキャパシティー)増強のため年内に200億―230億ドルを投資することを計画していると発表した。
マイクロソフトなど顧客企業の需要急増に応えるのが狙いだ。
コアウィーブは米半導体大手エヌビディアを株主に持ち、AI向けクラウドサービスを手がける新興企業。
3月にナスダック市場に上場した。
また同月には、対話型AIのチャットGPTを開発するオープンAIからも出資を受けるとともに、コアウィーブがAIインフラをオープンAIに提供する契約を結んだ。
AI開発企業は生成AI技術の高度化開発競争にしのぎを削っており、データセンターや高性能サーバーは需要が急増している。
コアウィーブは既にそうした分野で強力な地位を確立したものの、最先端プロセッサーやシステム向けに大がかりな先行投資が不可欠となっている。
ただ、今回の巨額の設備投資計画発表は株式市場で悪材料視され、株価は5%下落する場面もあった。
参照元:REUTERS(ロイター)