外国免許切替、過去最多7万6千人 昨年1年間の警察庁統計、10年で2.5倍

外国人が母国の運転免許を日本の免許に切り替えられる「外国免許切替(外免切替)」の取得者数が令和6年1年間で7万5905人にのぼり、過去10年間で2.5倍に増えたことが、警察庁の運転免許統計からわかった。
外免切替をめぐってはさまざまな制度上の不備が指摘され、警察庁が改善に向け検討を進めている。
外免切替は、日本に住む外国人が母国の運転免許証を持っていれば、試験の一部を免除され日本の免許を取得できる制度。
一方で筆記試験(知識確認)が非常に簡単な上、日本に住民票がない外国人でも制度上、ホテルの住所でも免許が取れることなどが問題視されている。
統計によると、年間取得数は平成26年は3万381人だったが、増加傾向を続け、令和6年は7万5905人。
近年は東京都内の運転免許試験場などで外免切替の手続きを待つ外国人が行列を作り、受け付けを予約制にするなど対応を迫られている。
坂井学国家公安委員長は3月、国会で「学科試験は私が見ても簡易、安易」などと制度の不備を認め、「制度と運用の両面から検討を進める」と表明。
警察庁が検討を続けている。
参照元:Yahoo!ニュース