南ア大統領が訪米へ、関係改善へ協議 トランプ氏と来週会談

南アフリカのラマポーザ大統領は来週に米国を実務訪問し、トランプ米大統領と21日に会談する。
南ア大統領府が14日に発表した。
声明で「ラマポーザ大統領はホワイトハウスでトランプ大統領と会談し、二国間、地域、世界の関心事項について協議する。
この訪米は、両国の戦略的関係を再構築する地固めとなる」と説明した。
トランプ氏は南アへの財政支援を全面停止している。
土地所有の人種間格差への対処を目的とした南アの土地改革法と、パレスチナ自治区ガザへのイスラエル軍の攻撃をジェノサイド(民族大量虐殺)として南アが国際司法裁判所(ICJ)に提訴したことが理由で、今週には人種差別被害者として難民認定した49人の白人を米国に迎えた。
米国は南アにとって中国に次ぐ第2位の貿易相手国にもかかわらず、こうした背景から両国関係は1月のトランプ氏就任以来著しく悪化している。
参照元:REUTERS(ロイター)