万博の入場券販売、目標の半分 来場者ペース上がらず

大阪・関西万博は13日、開幕から1カ月を迎えた。
入場券販売数は計約1137万6千枚に上り、目標の半分近くになった。
一方、1カ月間の来場者数は約261万3千人で、6カ月間の会期中に想定する2820万人の1割未満にとどまり、ペースが上がっていない。
集客強化へ予約枠の拡大が鍵になりそうだ。
夏本番に向け、熱中症対策の強化も欠かせない。
日本国際博覧会協会の入場券販売目標は累計2300万枚。売り上げは万博運営費の財源で、目標の8割の1800万枚程度が黒字になる目安とされる。
前売り券販売は1400万枚の目標に対し約969万2千枚だったが、開幕後は今月9日までに約168万4千枚売れた。
協会は好意的な口コミが広がったのが要因とみており、週ごとでは初週が約28万枚で、その後43万~49万枚台で推移。
10月13日の閉幕まで同じ傾向が続けば2300万枚に到達する見通しだ。
ただ、来場者は開幕日の約12万4千人が最多で、1日平均は約8万7千人。
会期中の多い日には22万7千人が訪れると見込んでいるが、差は大きい。
参照元:Yahoo!ニュース