ノボノルディスク、米セプテルナと肥満症薬開発で提携

肥満症をイメージした画像

デンマーク製薬大手ノボノルディスクは、肥満症、2型糖尿病その他の心代謝性疾患向けの経口低分子治療薬について、米バイオ医薬品会社セプテルナと開発協力およびライセンスの契約を締結した。

両社が14日、発表した。

セプテルナはこの契約で2億ドル強の前払い金などを含む最大22億ドルを受け取る可能性がある。

人気の肥満症薬「ウゴービ」を擁するノボは次世代型医薬品の開発や買収、提携を通じ、1500億ドル規模への成長が期待される肥満症薬市場で地位を強化したい意向だ。

ウゴービは米製薬大手イーライ・リリーの競合薬「ゼップバウンド」にリードを奪われつつあり、投資家の懸念を招いている。

米国でのゼップバウンドの処方件数は3月中旬以降、ウゴービを上回っている。

ノボのマーカス・シンドラー最高科学責任者(CSO)は「われわれはこの分野(肥満症、糖尿病薬)における科学的リーダーシップを基に、ペプチドや低分子を含む幅広い医薬品を開発している」と述べた。

参照元:REUTERS(ロイター)