アマゾン、個人宅配でフェデックスと提携 一部大型貨物対象

Amazonでネットショッピングをしている人

米アマゾンは、大型貨物の一部配送を米物流大手フェデックスに委託した。

両社が12日明らかにした。

数週間前に国際貨物輸送大手の米ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)が、アマゾンの収益性の低い配送を停止して2万人を削減すると発表したことを受けた。

フェデックスによると、アマゾンとの契約は複数年にわたるもので、特定の大型荷物の個人宅配をカバーする。

ビジネス・インサイダーは内部文書を引用し、この契約は2月に調印されたもので、配送ライバルのUPSと比較してアマゾンに「コスト優位性」をもたらすと報じていた。

ただアマゾンは、フェデックスはUPSや郵政公社(USPS)などサードパーティーのパートナーとともに自社のラストマイル配送ネットワークと連携して業務を行うとし、契約はUPSの代替ではないと説明した。

フェデックスは契約について「相互に利益のある複数年契約」だとしている。

UPSは1月、2026年下半期までに最大の顧客であるアマゾンの配送量を50%超削減し、より少数かつ収益性の高い配送に注力する計画を発表している。

参照元:REUTERS(ロイター)