アウディ、数カ月以内の米関税明確化を期待 CEO

ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)傘下の高級車部門であるアウディのゲルノート・デルナー最高経営責任者(CEO)は9日開かれた業界イベントで、欧州連合(EU)と米政府の間で現在行われている通商協議により、近く自動車への輸入関税についてある程度明確になるとの見通しを示した。
同社は米国で生産を行っていない。
欧州の自動車メーカーは現時点で米国による25%の追加関税に直面しており、多くのメーカーが今年の見通しを撤回し、EU当局に二国間協定をまとめるよう求めている。
デルナー氏は「今後数カ月でこの件が明らかになり、今目にしているものがより耐えられる、対応しやすくなる規制になることを期待している」と述べた。
同氏は米生産について年内に決定する方針を確認し、アウディの専用工場とVWの既存拠点での生産が戦略的検討事項の一部だと説明した。
参照元:REUTERS(ロイター)