ジャルジャルも注意喚起した「私語問題」、上演中に「私語」をする観客の心理と適切な対応策は?

お笑いコンビ、ジャルジャルが5月4日にXの公式アカウントで投稿した、公演中の観客の私語に対する注意喚起への共感の声が多数集まっている。
スタッフが更新している同アカウントによると、単独ライブ『-200g』では毎公演、上演中の私語が多く「観劇の妨げになっている」と指摘。
単独ライブは6日に全公演が終了したが、該当投稿への反響は広がり続けている。
お笑いだけではなく、映画、音楽ライブ、演劇などでも以前から問題視されている観客の私語。
なぜ私語は起きるのか、その心理と対応策について考えたい。
ちなみに「ある程度の私語が許容される」という状況もある。
一つは小さい子ども向けの作品の場合。
子ども向けの作品については、よほどでない限りは周囲も理解を示す。
もう一つは目が不自由な方らへのサポートの場合。
その可能性は常に意識しておいた方がいい。
それでも、気づけないことがある。
昨今は専用シートを設けるなどする劇場も。
主催側の適切な環境作りが望まれる。
それ以外の明らかな「私語」は厳禁。
サブスクなどの普及で、スマホでも手軽に作品を鑑賞する機会が増えた。
そのため「現場」で鑑賞したことがないという人も少なくない。
「現場」での鑑賞に慣れた人にとって「私語厳禁」は当たり前でも、その常識が身についていない人も意外と大勢いるはず。
もし周囲に私語がひどい客がいたとき、スタッフに注意をお願いするのが考えられる策。
ただ当然、手間がかかり、作品への没頭の妨げにもなる。
結局、ジャルジャルの投稿のように主催側の厳重な注意喚起が必要になる。
そして会場でも、私語は基本的には退席・出禁の対象になることを認識させるしかない。
その上で観客側も今一度、他人への迷惑を考える。
主催側と観客側がより細かに対応する以外、解決策はない。
参照元:Yahoo!ニュース