救急車が自損事故 前夜に飲酒もアルコールチェック怠る 基準値に近いアルコール分を検出 熊本・天草

救急車を撮影した画像

熊本県天草市で起きた救急車の自損事故で、運転していた20代の男性隊員の呼気から飲酒運転の基準値に近いアルコール分が検出されていたことが明らかになった。

隊員は、前夜に酒を飲み、当日、アルコールチェックを怠っていた。

2025年1月、天草市の県道で、緊急走行中の救急車が道路沿いの店舗に衝突した。

天草広域連合消防本部によると、この事故によるけが人はいなかったが、事故後に警察がアルコール検査をした結果、救急車を運転していた20代の男性隊員の呼気から、酒気帯び運転の基準値(呼気1ℓあたり0.15㎎)に近いアルコール分「0.14㎎」が検出されていたという。

この隊員は、前日の夜に酒を飲み、当日のアルコールチェックでは「数値は出なかった」と自ら報告し、対面でのチェックが行われていなかった。

消防本部は8日に会見を開き、公表していなかった理由について「警察が男性隊員の出勤時のアルコール値を現在も捜査しているため」と説明している。

参照元:Yahoo!ニュース