寝台特急「カシオペア」、6月末で寝台としての運行終了 JR東は今後の活用策「要望踏まえ決定」

寝台特急カシオペアの外観を撮影した画像

JR東日本は8日、かつて上野と札幌を結んだ寝台特急「カシオペア」について、6月で寝台としての運行を終了すると正式発表した。

1999年7月に運行を開始したカシオペアは、北海道新幹線開業に伴って2016年3月に定期運行を終了。

シルバーメタリックの車体に5本のストライプをあしらったデザイン性の高さは根強い人気を誇り、旅行会社が販売するツアー商品の臨時列車「カシオペア紀行」として、東日本各地で運行を続けてきた。

6月下旬の東北地方を巡るツアーが寝台として最後の運行となる。

8日の記者会見で、カシオペアの今後の活用策について問われた喜勢陽一社長は「さまざまな要望をいただいているので、それを踏まえて決めていきたい」と述べた。

参照元:Yahoo!ニュース