高知にとどまっていた米軍F-35戦闘機、飛び立つ 3月25日に「予防着陸」後42日間、異例の長期にわたり高知龍馬空港にとどまる

高知空港の外観を撮影した画像

3月25日に高知龍馬空港に着陸し、その後も空港内に駐機していた、アメリカ軍の「F-35」戦闘機が、5月5日午前11時過ぎ、飛び立った。

この戦闘機は、アメリカ軍・岩国基地所属の「F-35」で、3月25日の午後2時ごろ、高知龍馬空港に「着陸」した。

着陸について、アメリカ海兵隊の航空部隊「第1海兵航空団」は、「定期訓練作業を実施中に機内警報が発生したため、予防的な着陸を行った」としている。

着陸した時点で機体の外見に異常はみられず、パイロットにもけがはなかった。

戦闘機はその後、高知龍馬空港に駐機したままの状態となり、この間、戦闘機のそばにテントが設置され、関係者が機体の整備作業を進めていたとみられていた。

このところ、アメリカ軍関係者が戦闘機のエンジンテストを行っていたとみられ、時折、空港には轟音が響いていた。

そうした中、5月5日午前になって、空港内の民間機の駐機スポットのそばに設置されていたメンテナンス用のテントが撤去された。

そして、5日午前11時過ぎ、戦闘機F-35はゆっくりと滑走路へ向かい、高知龍馬空港の滑走路から、南側=海側に向けて飛び立った。

3月25日に着陸してから飛び立つまで、42日間にわたって高知龍馬空港にとどまっていたことになり、着陸したアメリカ軍の戦闘機がこれほどの長期にわたって駐機するのは異例だ。

なお、今回の長期にわたる駐機について、これまでにアメリカ軍からの詳しい説明はない。

参照元:Yahoo!ニュース