ロシアがウクライナ北東部に「安全地域」設置を発表 越境攻撃を撃退、国境越えて占領か

ロシア国防省は2日、ウクライナ北東部スムイ州の国境地域で「安全地域」の設置を進めていると発表した。
同州で占領地域を確保し、ウクライナ軍の動きをけん制する狙いがあるとみられる。
露軍は4月下旬、同州に隣接する露西部クルスク州で越境攻撃を行っていたウクライナ軍を撃退し、制圧された地域を奪還したと発表した。
露軍は、国境を越えてウクライナ側に侵入した模様だ。
RBCウクライナ通信によると、スムイ州知事は4月29日、国境沿いの複数の集落で露軍との戦闘が行われていると認めた。
住民の避難は完了しているという。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領によると、露軍はスムイ州方面に約6万7000人の部隊を展開している。
ウクライナ側は、露軍がスムイ州や隣のハルキウ州に進軍する可能性があるとみて警戒を強めている。
参照元:Yahoo!ニュース