ハワイ「宿泊税」引き上げへ、山火事対策などの財源確保で 年1億ドルの税収増見込む

米ハワイ州議会は2日、山火事対策などの財源を確保するため、来年1月からホテルなどでの短期滞在に対する宿泊税を現在の10.25%から11%に引き上げる法案を可決した。
ジョシュ・グリーン知事が近く署名し、成立する見通しだ。
宿泊税の上乗せに加え、ハワイに寄港するクルーズ運賃にも新たに11%が課される。
法案は通称「グリーンフィー」と呼ばれ、増収分は山火事の原因となる干ばつなどの気候変動対策に充てられる。
州を訪れる観光客は年1000万人近くに上り、州は年1億ドル(約145億円)の税収増を見込んでいる。
グリーン氏はインスタグラムで「小さな増税が真の遺産になる」と理解を求めた。
同州マウイ島では2023年の山火事で102人が死亡した。
干ばつが被害拡大につながったとされる。
参照元:Yahoo!ニュース