中国、フェンタニル対策検討 米との貿易交渉開始へ手がかり模索か

中国の国旗を撮影した画像

中国が、合成麻薬フェンタニルの米国流入を巡るトランプ政権の懸念に対応する方策を検討していると、米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が2日、関係筋の情報として報じた。

米国の敵対的な姿勢を和らげ、貿易交渉開始に向けた手がかりを模索している可能性を示唆した。

報道によると、中国の王小洪公安相はここ数日、米政権に対し、フェンタニルの原料となる化学物質を巡りどのような対応を求めているのか問い合わせている。

中国政府は今後の対応として、王公安相を米国に派遣し、トランプ政権の当局者らと会談させる、もしくは第三国で米当局者と面会させる案などを検討しているという。

しかし関係筋は、状況は依然流動的と述べた。

参照元:REUTERS(ロイター)