車両全焼 出火元は助手席下のバッテリーか ゴールデンウィーク 車で出発前の注意点

炎を撮影した画像

4月26日甲府市役所の駐車場で車が全焼した火事は助手席の下にあったバッテリーから出火したとみられることがわかった。

5月3日から始まる4連休、車を運転する際、注意すべき点を車のプロに聞いた。

4月26日午後9時半ごろ、甲府市役所の駐車場で車1台が全焼する火事があった。

警察と消防によると持ち主がエンジンをかけようとしたところ、助手席下にあるバッテリーから発火したとみられる。

今週末からの4連休…。

久しぶりに車を長距離運転する人が増えることが予想される中、どのようなことに注意が必要なのか、車のプロに聞いた。

JAF山梨支部 内田一輝さん:「ゴールデンウィークでお出かけされる人、長い距離を運転する人がいると思います。出発前に車のメンテナンスをしっかり行ってほしい」

JAFによると、ゴールデンウィークは出動が増え、去年の期間中の出動理由はバッテリーやタイヤが原因となるものが半数以上を占めた。

出発前にできる車の点検は。

JAF山梨支部 内田一輝さん:「車両火災の原因になったりもするバッテリー。ターミナルという部分のゆるみが原因でショートしてしまい車両火災となる場合がある」

ネジなどのゆるみはバッテリーのプラスチック部分を持ってゆらすことで確認できる。

JAF山梨支部 内田一輝さん:「バッテリー液が少なくなっていることで、バッテリー上がりの原因にもなったりするので定期的に交換やメンテナンスをしてほしい」

タイヤは空気圧が低い状態で走行すると…。

パンクやバーストする原因となる。

JAF山梨支部 内田一輝さん:「高速道路を走行するときは少し高めに設定しても問題ない」

高速道路では空気圧を高めにすることでタイヤの転がりがよくなり、燃費の向上にもつながるという。

そして車を運転中のドライバーが意識すべきことは。

JAF山梨支部 内田一輝さん:「目の前だけでなく幅広く遠くを見渡すような感じで視野を広くもってほしい。また標識を自分が認識できるスピードで走行することも重要」

標識や看板を見落とさないことで、重大な事故につながる逆走などを防げるほか、万が一逆走してしまった場合も標識や看板が反対に見えるため、早く気付くことができる。

なお逆走車を見かけたときは、速やかに警察に通報することを呼びかけている。

参照元:Yahoo!ニュース