川崎の住宅から遺体 誕生日の1週間後に 不明女性(20)と関連か ストーカー相談も警察に「事件性がないと言われた」 親族らが集まり警察署前で署名活動も

パトカーを撮影した画像

川崎市の住宅から、一部が白骨化した遺体が見つかった。

警察は、行方不明になっている女性との関連を捜査している。

去年12月に20歳の誕生日を迎えた川崎市の岡崎彩咲陽さん。

この1週間後、突然、行方がわからなくなった。

4月30日夜、警察が同じ川崎市内にある住宅を捜索すると…

喜入友浩キャスター「川崎市にある住宅街です。近くには子どもたちが集まる公園があるような場所ですが、こちらの住宅から、バッグに入った身元不明の遺体が見つかったということです」

遺体はバッグに入った状態で、一部は白骨化。

遺体が行方不明の岡崎さんかどうかはわかっていない。

遺体が見つかった住宅は、岡崎さんの元交際相手の男性の関係先。

親族によると、岡崎さんはこの元交際相手からつきまとわれるなど、ストーカーの被害を受けていたという。

岡崎さんの父親「(去年12月)20日にいなくなって、ずっと連絡が取れなくて。警察にも届けを出したんだけど『事件性がない』と言われた」

こう話すのは、岡崎さんの父親。

1日、取材に応じた父親は、岡崎さんが行方不明になる前から地元の警察に助けを求めていたことを明かした。

岡崎さんの父親「1年くらい前に交際していた。別れてからストーカーみたいになった」

岡崎さんの弟は彩咲陽さんから、元交際相手との関係を解消したあと、たびたび相談を受けていたと話す。

岡崎さんの弟「カップルがするようなケンカを最初していて悩んで泣いていたんですけど、徐々にそれがヒートアップしていった」

そして、去年12月20日午前、同居していた祖母が起きると、岡崎さんがいなくなっていたという。

家族から相談を受けていた元兵庫県警刑事の飛松氏。

岡崎さんがいなくなった日、バイト先の駐車場に元交際相手が来ていたという情報があったという。

元兵庫県警刑事 飛松五男氏「毎日、ストーカーでこの家まで来ていたんです。それが20日以降、一切来なくなったと」

明るくて、きょうだい思いだったという岡崎さん。

岡崎の弟「もともと陸上部だったんですよ。本当に走るのが大好き。友達思いですね」

岡崎さんの知人「なんせ可愛い子でしたよ。小さい頃から器量が良くて、本当に可愛い子でしたね。おとなしくて、でもニコニコしていて。笑顔がとても素敵な子で、愛想の良い子でしたよね」

岡崎さんの親族は「適切な捜査がされていない」と訴えている。

岡崎さんの親戚「とにかく本当に悔しい。20歳の誕生日迎えたばかりで、これからがあるのに、“事件性がない”とか」「そんなわけない。いなくなる日までストーカーしていたんだから」

夕方、岡崎さんの親族が相談をしていたとされる川崎市内の警察署には。

記者「川崎臨港署前です。署の前では親族やその友人らが署名活動を行っています」

岡崎さんの弟「みんなで、友達とかも呼んで、親戚とか。署名して訴えるって感じですね」

このあと、岡崎さんの弟は警察に署名を提出した。

警察は遺体の身元の確認を急ぐとともに、死体遺棄事件として捜査している。

参照元:Yahoo!ニュース