アマゾン、40億ドルを投じて米国の地方配送網拡充へ

米アマゾン・ドット・コムは30日、2026年末までに40億ドル超を投じて米国の地方配送網を拡充する方針を発表した。
今回の投資によって地方の配送拠点を200超へ拡大し、10万人の雇用を創出すると説明している。
オンライン通販の配送の迅速化はアマゾンの経営戦略の要となっている。
物流ネットワークに数十億ドルを投じることで、競合する小売業大手のウォルマートやターゲットなどに差をつけることを狙う。
アマゾンは「拡張が完了すれば、当社の配送網は120万平方マイルに及ぶ1万3000を超える郵便番号の顧客に、毎年10万個超多くの荷物を届けることができるようになる」と強調した。
この取り組みによって地方配送網の規模は3倍になり、平均配送時間が「半分になる」という。
また、新たな施設が開設されるごとに、配送拠点で平均170人の雇用が生み出されると想定している。
ブルームバーグ・ニュースは4月上旬、アマゾンが150億ドル規模の倉庫拡張計画を検討しており、米国内の都市と地方に計約80カ所の物流施設を新設すると報じていた。
参照元:REUTERS(ロイター)