京都市上下水道局が記者会見で謝罪 約65年前の水道管が破損し周辺で冠水 30センチ超の穴…“老朽化”原因で今年11月までに撤去予定

謝罪している人をイメージした画像

京都市中心部で水道管が破損し、周辺の住宅街が冠水したことを受け、京都市上下水道局が30日午後4時から記者会見、「ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません」と謝罪した。

水道管の破損は原因は「老朽化」で、今年11月までに撤去される予定だったことを明かした。

現場は、京都市下京区の国道1号線・五条通の「五条高倉」の交差点付近で、30日午前3時半ごろ、「水があふれている」と110番通報があった。

警察などによると、交差点の南側の道路が、幅約2メートルにわたり陥没して、大量の水があふれ出し、一帯が冠水。

近くの住宅では、地下の駐車場に水が流れ込み、車が水没した。

京都市上下水道局によると、約65年前の1959年に地下に敷かれた直径30センチの水道管が老朽化により亀裂が入り破損したことが原因で、30センチ以上の大きさの穴が開いていることが確認された。

この水道管は更新工事により今年11月までに撤去される予定だったという。

現場では、水道管の切り替え作業を行い、午後3時30分に漏水箇所の修繕が完了。

最大で約6500軒で濁水が発生する可能性があり、給水車が配置されたが、濁水の問い合わせは数軒にとどまったという。

また、国道1号線では交通規制が続き、西行きの片側4車線を止めて、反対車線のうちの1車線に通す措置をとっている影響で、渋滞も続いている。

京都市上下水道局は「周辺にお住まいの方をはじめ、多くの方に多大なご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。漏水の早期の復旧に努め、浸水等の被害に遭われた方々に丁寧に対応させていただくとともに、引き続き、老朽管の更新等の対策を着実に進めてまいります」としている。

参照元:Yahoo!ニュース