「ニセ民泊」の被害相次ぐ 予約できても宿泊できず 極端に安価は注意必要

民泊をイメージした画像

インバウンド需要の影響で人気が高まる民泊で、料金をだまし取られるかもしれない不審なケースが相次いでいる。

岩手山を背景にりんとして咲く一本桜。

美しさに多くの人が見とれたゴールデンウィーク2日目の27日。

晴天に恵まれた関東も、観光地は多くの人でにぎわう行楽日和となった。

最近はインバウンド需要でホテルや旅館の予約が取りづらく、宿泊費の高騰なども気になるところ。

そんななかで注目されているのが、民泊だ。

地元の友人とよく利用 20代「友達の家感覚で行けるのが利点だなって」

住宅を旅行者に宿泊場所として提供する民泊。

今年1月までの2カ月間の民泊利用者数は、前年同時期からおよそ15万人増え、41万7662人だった。

身近になった民泊だが、最近はこれまでにない不審な事例が相次いでいる。

民泊オーナー 宗華さん「4月初旬ごろから、『部屋を見学させて』と何件かうちに来ていて」

7年ほど前から都内数カ所で民泊を運営するオーナー。

これまでにないメッセージについて聞いてみた。

この予約サイトは事前見学が禁止なため断ると…。

宗華さん「『さて、近くのレストランなどで顔を合わせて協力的なことを話す…』住所を教えてくださいと。完全に宿泊施設を内見する話じゃなくなっていますよね」

おかしな日本語で、とにかくオーナーに会おうとする問い合わせ客。

海外で起きている詐欺に関連している可能性があるという。

宗華さん「海外では実際に見学して『写真撮影をさせて』と。その写真をまたどこかに掲載し(客を)募集する。詐欺に近いような形で行われている事例もある」

家族で被害に遭った Soraさん「実際部屋まで行って『民泊営業されていますか』と伺ったところ、『違いますよ、またですか』みたいな感じの少しけだるそうな感じの声で言われ、本当に怒りでしかない」

当時9カ月の娘と家族3人で旅行中に被害に遭ったという女性。

他のホテルを探すために5時間以上かかったという。

宗華さん「連休だったりもするので、海外からも万博に来るので、その関連で何かしようとしているのかなと」

このオーナーは、安全なサイトを使うことや、極端に安い部屋に気を付けるよう注意を呼びかけている。

参照元:Yahoo!ニュース