石破首相 東大でAI講座受講し「目から鱗」 日本は最もAIの開発と活用がしやすい国を目指すと表明

石破首相は26日、東京大学で人工知能=AIに関して、関係閣僚とともに教授からの集中講座を受講し、終了後、記者団に対して「非常に学ぶことが多かった。目から鱗だった」と語った。
その上で「これから先、人口が急激に減っていく中にあって、いかにして日本を発展させていくかという時にAIが果たす役割は非常に大きい。日本を世界で最もAIの開発がやりやすい国にしたいと思っている」と強調した。
集中講座はAIに関する研究で知られる松尾豊教授らが講義を行い、石破首相らは、パソコンを前にAIについて学び、若手のAI人材との意見交換を行った。
石破首相は記者団から今後のAIに関する政府の取り組みについて問われ、「今国会審議中のAI法案を早く成立をさせる。イノベーション促進とリスク対応を両立させながら、世界で最もAI開発そして活用のしやすい国を目指していきたい」と述べ、半導体AI分野において7年間で約10兆円の公的支援を行い、今後10年間で官民投資は50兆円を誘発し、半導体生産等に伴う160兆円の経済波及効果を実現したいとの意向を示した。
そしてAIを活用した地方創生にも力を入れる方針を強調し、「日進月歩のAIの技術を進めていくためにも、いろんな規制とか慣習とか因習は取り払っていかないとこのスピードについていけないということが起こるので、気をつけて政府として取り組んでいきたい」と述べた。
参照元:Yahoo!ニュース