アドテスト、今期6.1%の営業増益予想 AI半導体向け需要見込む

半導体検査装置のアドバンテストは25日、2026年3月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年比6.1%増の2420億円になりそうだと発表した。
人工知能(AI)関連の半導体向けを中心に、高水準の需要が続くとみている。
IBESがまとめたアナリスト19人の予想平均値2895億円を下回った。
自動車や産業機器向けなどAI用途以外の需要回復はなお時間がかかりそうだという。
純利益予想は同11.1%増の1790億円とした。
米国の関税政策による事業や業績への影響は、現時点で軽微とみている。
26年3月期の前提為替レートは1ドル=140円(25年3月期実績は153円)、1ユーロ=155円(同164円)とした。
この日発表した業績予想と手元資金の状況を踏まえ、発行済み株式総数の2.6%に当たる1900万株・700億円を上限とする自社株買いを決議した。
取得期間は5月7日から9月22日。
参照元:REUTERS(ロイター)