高知空港 米軍機が異例の長期駐機 1カ月経過も詳しい説明なく

高知空港の外観を撮影した画像

高知龍馬空港(高知県南国市)に、米軍岩国基地(山口県)所属のF35ステルス戦闘機が着陸してから25日で1カ月が経過した。

米軍からの詳しい説明がないまま、異例の長期にわたる駐機が続いている。

県内の市民団体でつくる「郷土の軍事化に反対する高知県民ネットワーク」は同日、高知市で記者会見を開き、米軍などに対して説明を強く求めた。

米軍機は、飛行中に異常を示すランプが点灯したため、危険を回避する「予防着陸」として同空港に着陸した。

団体のメンバーは「民家に墜落すれば大惨事になっていた。県民の安心・安全のために詳しい説明が必要だ」と主張。

「将来的に空港を軍事利用する布石になり得る」とも述べ、説明のない長期の駐機を批判した。

浜田省司知事は同日の定例記者会見で「できるだけ早く、イレギュラーな状況を解消してほしい」と述べた。

24日に県から防衛省中国四国防衛局に対し、速やかな事態の解決を要望すると連絡したが、具体的な対応はないという。

参照元:Yahoo!ニュース