「AI橋田壽賀子」が書く『渡る世間は鬼ばかり』放送へ 脚本AI化の可能性と課題は?

AIをイメージした画像

2025年5月11日、BS-TBSで『渡る世間は鬼ばかり 番外編』が放送されることが発表された。​

本作の脚本を、AI技術によって故・橋田壽賀子さんの作風を再現した「AI橋田壽賀子」が手がけることが話題となっている。

映画やドラマの脚本にAIを活用する試みは、海外でもさまざまな議論を呼んでいる。

その論点を整理するうえで参考になる記事をまとめた。

「AI橋田壽賀子」プロジェクトは、AIが故人の作風を再現し、新たな作品を生み出す先進的な試みであり、技術革新の可能性の側面からも注目されます。

その一方で、創作の本質や倫理的な問題も提起しています。

​『渡る世間は鬼ばかり 番外編』のように、AIが脚本を担当するケースでは、原作者の意図や感性がどこまで再現されているのかが注目されます。

また、AIによる創作物がオリジナリティを持つのか、心の機微をどこまで表現できるのかも問われるでしょう。

​海外では、昨年、AI脚本による映画『The Last Screenwriter』のプレミア上映が中止されたり、2023年のハリウッド脚本家ストライキにおいても、AIの使用に関する問題が主な争点の一つとなりました。

AIの急激な進化が進む中、その恩恵を活かしながら、人間の創造性や感性を尊重するバランスの取れたアプローチが、今後ますます重要になっていくはずです。

参照元:Yahoo!ニュース