米政権、出産女性に「ボーナス」 70万円検討と報道

米ABCテレビは23日、トランプ政権が、出産した際に5千ドル(約71万7千円)を支給する「赤ちゃんボーナス」を検討していると報じた。
トランプ大統領は「良い案だ」として前向きだという。
米国は出生率が低下傾向にあり、トランプ政権はさまざまな出産奨励案を協議している。
トランプ氏は就任後に体外受精を希望する人の自己負担軽減を指示する大統領令に署名しており、「私は出産推進大統領になる」と主張。
バンス副大統領も米国に多くの子どもが生まれることを望むと公言している。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、政権は結婚したり子どもを持ったりした人に奨学金を優遇する案や、女性が自らの月経周期を理解するための教育プログラムに資金提供する案なども検討されている。
一方、母親や家庭を代表して活動する団体「マムズライジング」は声明で、トランプ政権が検討する案は「強制的で逆効果だ」と批判。
一時的な支給金ではなく良質で手頃な保育サービスの提供や賃金格差の是正、産科を含む医療へのアクセスを容易にする政策実現を求めた。
参照元:Yahoo!ニュース