学校給食に割れた蛍光灯のガラス片が混入 担任と介護員がガラス片を取り除きそのまま児童に食べさせるも 児童が7~8ミリの破片を口に含む 新潟・上越市

学校給食をイメージした画像

新潟県上越市の小学校の5年生の教室で22日、蛍光灯が割れ児童の給食にガラス片が混入したものの、担任と介護員が食器の中からガラス片を取り除き、そのまま児童に食べさせていたことがわかった。

その後、給食を口にした児童2人から破片が混入していると申し出があったという。

上越市の小学校で22日の給食時間帯に、取り外された状態で黒板横に立てかけられていた蛍光灯が割れ、破片が配膳中の給食に混入。

担任と介護員が目視で食缶を確認し、破片を取り除き、そのまま児童に食べさせていた。

その後、異物を取り除いて配膳した給食を口にした児童2人から「麻婆豆腐に破片が混入している」と申し出があり、児童1人は7~8ミリの破片を、もう一人は2ミリほどの破片を口に含んだという。

また別の1人は、ごはんに破片が入っていることを見つけたが、いずれも異物を取り除き、給食を継続したという。

上越市は、以前に交換した蛍光灯を速やかに片付けなかったことや、異物を発見したにもかかわらず、給食を継続したことが事故発生の原因としていて、22日に保護者に対して事実を報告したうえで、児童の体調の確認をしたという。

該当学級の出席者21人全員の体調に異常はなく、異物を口に含んだ児童の内1人の保護者は、受診を希望したものの実現に至らず、翌日以降、改めて希望により受診する際は、学校職員も同行する予定だ。

また、23日に予定していたPTA総会で学校教育課も同席し、学校とともに保護者に事案を説明して謝罪。

市立の全小・中学校に対しては、23日付けで給食配膳時の異物混入が疑われる場合に給食中止を確実に行う旨を通知した。

あわせて近日中に臨時の校長会を開き、異物が混入した疑いがある事例に則したシミュレーション研修の実施や、再発防止に向けた危機意識を高めるため、各学校で取組策をまとめ、市教育委員会に報告するよう指示する方針だ。

参照元:Yahoo!ニュース