米教育省、学生ローン延滞者から回収再開 5月から

アメリカの国旗を撮影した画像

米教育省は21日、5年以上中断していた学生ローン延滞者からの回収を5月5日から再開すると発表した。

教育省は声明で、回収再開で返済不履行の学生500万人余りが影響を受けるとし、さらに400万人の借り手の返済が遅れていると付け加えた。

学生ローンの返済は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に起因する経済不透明感が高まる中、2020年に救済策として一時返済が停止された。

債務不履行に陥ったすべての借り手が今後2週間以内に、教育省の連邦学生ローン事務局より電子メールによる連絡を受ける。

夏の終わりには、債務不履行者の給与差し押さえを開始する通知の送付を始めるという。

学生ローンの減免措置は民主党のバイデン前政権の下でしばしば講じられ、トランプ大統領を含む共和党員から批判を受けていた。

またバイデン大統領在任中に、この措置に反対して起こされた裁判で、減免措置を禁じる判決が出された。

参照元:REUTERS(ロイター)