米政権、新型コロナサイトで「ウイルスは研究所起源」 WHO批判も

ホワイトハウスの外観を撮影した画像

米ホワイトハウスは18日、新型コロナウイルスのウェブサイトを立ち上げ、同ウイルスの起源を中国・武漢のウイルス研究所だとし、バイデン前政権や当時の国立アレルギー感染症研究所長アンソニー・ファウチ氏と世界保健機関(WHO)の対応を批判した。

ウェブサイトはまた、人との距離を保つことの推奨や、マスク着用の義務化やロックダウン(都市閉鎖)などの措置にも批判的な姿勢を示している。

ファウチ氏、バイデン氏、WHOのコメントは得られていない。

トランプ大統領は1月の就任後すぐに、新型コロナの対応を主導して以来、脅迫を受けていたファウチ氏に対し、自身で警護を雇うべきとし、政府による警護を打ち切った。

中央情報局(CIA)報道官は1月、CIAは新型コロナのパンデミック(世界的大流行)は自然起源よりも研究所起源の可能性が高いと評価していると発表。

ただ、CIAはその評価について「確度は低い」と留保を付け、研究所起源と自然起源の両方の可能性があると考えるのがなお妥当だとの見方を示した。

一方、中国政府は新型コロナウイルスの起源を特定するための研究を支援し、参加しているとし、特にCIAの調査の取り組みを理由に、米政府がこの問題を政治利用していると非難している。

また、研究所からのウイルス流出がパンデミックを引き起こした公算が大きいとの見解には全く信ぴょう性がないと主張している。

参照元:REUTERS(ロイター)