広島・スキッベ監督「確実にレッドカード」「本当に納得がいかない」審判団を猛批判 前田直輝がアフターファウルで負傷交代

6位の広島は20位の名古屋にアウェーで競り負け、痛恨の2連敗で9位に転落した。
名古屋に2点を先行され、後半36分にMF菅大輝のゴールで1点を返したが届かなかった。
ミヒャエル・スキッベ監督(59)は試合後の記者会見で、「イメージしていた以上にひどい審判のパフォーマンスだった」「サッカーがどんどんレベルアップしていくのに対して、審判のレベルはついていけていない」などと強烈な批判を展開した。
ドイツ人指揮官は後半25分にFW前田直輝(30)が名古屋FW永井謙佑(36)のアフターファウルで左足首を削られ、交代を余儀なくされたシーンを挙げ、「(主審の)岡部(拓人)さんは3メートル前で見ていたファウル、確実にレッドカードを出さなければならないファウルを取らなかった。VARの飯田(淳平)さんも10回以上、見ていないとおかしいシーンだったが、それでもそういう状況になった」と厳しく指摘した。
岡部主審は永井のファウルを取り、イエローカードを提示している。
その上で、スキッベ監督は「フィールドの上で正確な判断をする審判のところは、日本のサッカーは後れを取っている。前田はあのファウルによって、何週間、何カ月と戻ってこられないかもしれない。そんな中で、審判はまた来週できるのはフェアだと感じない。そこは納得いかない部分ではある。前田はボールをプレーして、ボールは離れていた。あのスライディングにレッドカードを出せない、そういう笛の吹き方には本当に納得がいかない」とまくし立てた。
さらに続けて、スキッベ監督は「サッカーはどんどん速く、インテンシブになっていく。サッカーがどんどんレベルアップしていくのに対して、審判のレベルは付いていけていないと感じている。正しい判断をしていくことをもっと求めていかないといけない。前田だけでなく、他の選手も1対1の状況からけがをしている選手がたくさんいる。どんどんいい選手がいなくなっていく。幸い、うちのユースの選手がいいので、ユースの選手でリーグを戦うことになるでしょう」と、皮肉まじりに判定への不満をぶちまけ続けた。
参照元:Yahoo!ニュース