猛威をふるうフィッシング詐欺 証券会社、越境消費者センター、セキュリティ会社など様々なものがきている

パソコンを立ち上げて、多くの人がすることはメールボックスに届いた大量のフィッシング詐欺と思われるメールを削除することではないだろうか。そ
の中から、必要な自分宛てのメールを探し出す。
本当に迷惑なメールだ。
しかし、ついうっかり正規のメールと勘違いして、メールに載るURLをクリックして、偽サイトにアクセスし情報を窃取される事例も後を絶たない。
今、証券会社をかたったフィッシング詐欺メールが多く届いているが、各社からの注意喚起を含めて、どのような詐欺メールがきているのか。
すでにログインIDやパスワードが盗まれて証券口座に不正アクセスされ、株が勝手に売買されて被害に遭う事例が出ている。
4月18日の金融庁の発表によると、3か月で不正アクセスは3312件で、売却金額は約506億円ということ。
犯罪グループは乗っ取った証券口座を踏み台として、株価の操縦を行い利益を得ているとみられており、直接にお金をだまし取る形ではない新たな詐欺の手口が出てきている。
しばらくログインしていない人が狙われるので、面倒ですが乗っ取られていないかを日々、チェックする必要がある。
多くの投資家が不安になっている状況につけこみ「不正アクセスによる被害防止のため、お客様口座の安全確認を」との偽メールも届いている。
越境消費者センターをかたるメールは「金融事業者の口座保有者に向けて、オンライン詐欺や不正利用防止のために、セキュリティ設定の更新を依頼する内容」とのことなので、アクセスすると不正送金される恐れがある。
他にも、セキュリティ会社などの企業をかたっているので、くれぐれもメールのリンク先にアクセスしたり、電話番号に電話をかけたりすることは絶対にしないようにしてほしい。
参照元:Yahoo!ニュース