駆け込み需要の万博入場券 購入支援に行列、3時間待っても買えず

大阪万博の会場を撮影した画像

大阪・関西万博の開幕を翌日に控えた12日午後、大阪・梅田の地下街ディアモール大阪に設けられた「万博来場サポートデスク」には、電子チケットなどが予約できない高齢者らが相談に訪れ、行列ができていた。

サポートデスクは入場券購入を手助けするため、大阪府・大阪市が商業施設などに設置している。

兵庫県芦屋市の主婦(75)は約3時間待っているが、まだ残り30組ほど前にいる状態だ。

「家にはパソコンもなくて、チケットをどうやって取ったらいいか困ってたから来たのに。きょうはもう無理だね」と肩を落とした。

万博をめぐっては、割安な前売り入場券の販売が「駆け込み需要」で伸びている。

主催する日本国際博覧会協会によると、9日までに売れた前売り入場券は906万枚で、前週より36万枚増。

昨秋以降は週単位で数万枚の販売数だったが、今年3月以降はいずれも10万枚を超えて増加傾向が続いている。

参照元:Yahoo!ニュース