禁煙の万博にミャクミャクならぬ「モクモク」 通路に「すいがら入」

喫煙している男性

いよいよ13日に開幕する大阪・関西万博。大阪にこの春赴任した記者は12日にあった開会式の取材で、大阪市此花区の会場に初めて足を踏み入れた。

出会ったのは「ミャクミャク」ではなく、「モクモク」とたばこをくゆらす人たちだった。

万博で会場内での喫煙は全面的に禁止されている。

たばこを吸うには東ゲート外側にある2カ所の喫煙所を利用する必要がある。

天皇、皇后両陛下も出席して開会式が行われた12日。

ある外国パビリオン2棟の間にある通路には「すいがら入」と書かれた赤い灰皿が置かれていた。

貼り付けられた段ボール用紙に、関係者以外の利用は禁止と記されていた。

パビリオン関係者なのか、外国籍とみられる人たちが紫煙を立ち上らせて一息ついていた。

日本人男性も訪れ、たばこを取り出して一服。

この男性に会場は禁煙であることを知っていたか聞くと、「工事期間ならいいんじゃないの?」と返ってきた。

万博を運営する日本国際博覧会協会の担当者は「事実関係や情報がないので何とも言えない」と話した。

会場では6日、着火すれば爆発の恐れがある濃度のメタンガスが検知された。

2024年3月には会場西側のグリーンワールド(GW)工区にあるトイレ床下の配管ピットにメタンガスがたまり、爆発事故が発生している。

参照元:Yahoo!ニュース