「生理休暇」改め「健康管理休暇」に 県職員63%が取得希望も実際は8%で

秋田県は今年度から、職員が月経(生理)に伴う症状がある際に使用できる「生理休暇」について、名称を「健康管理休暇」に変更した。
取得の際の心理的なハードルを下げるねらいがある。
県人事課によると、県職員の2023年の生理休暇の取得率は4.4%だった。
24年秋に実施した職員約240人のアンケートでは、約9割が生理休暇の存在を知っており、過去1年で取得したいと思ったことが「ある」と回答した人も63%にのぼった。
しかし「ある」と回答したうち実際に取得した人は8%にとどまった一方、生理休暇ではない休暇を取得した人が23%いたという。
取得しなかった理由として「周りに取得している人がいない」、「生理という言葉を口に出したくない」などの回答が寄せられたことから、名称の変更を決めた。
あわせて、より柔軟な運用ができるようにするため、日単位だけではなく時間単位での取得も可能とした。
県職員のほか、公立学校の職員にも同様の変更が適用される。
参照元:Yahoo!ニュース