あり得ない!40代人事部長が怒りに震えた 入社7日以内で退職する若者たち なぜ? 今後どうすべき?

退職届をイメージした画像

「入社式が終わってまだ1週間なのに、もう退職する新人が2人?」

この話を聞いた40代人事部長が怒りに震えていた。

「何のために膨大なコストをかけて採用活動をしてきたのか!」と。

たしかに売り手市場で若者の交渉力は強い。

しかし、入社後すぐの退職は双方にとって不幸な結果だろう。

多くのビジネスパーソンが好きな言葉「Win-Win(ウィンウィン)」の反対である「Lose-Lose(ルーズルーズ)」になる。

なぜ最近の新入社員はこのように決断したのか。

そして企業はどう対応すべきか。

新人の早期退職は企業だけでなく、本人の履歴も傷つける。

冒頭に記した通り、多くのビジネスパーソンが好きな言葉「Win-Win」の反対――「Lose-Lose」の状況だ。

どちらも不幸な結果になってしまう。

すぐに退職を決意した新入社員にも責任があるだろう。

しかし企業側の努力も必要だ。

人材紹介会社などに任せきりにするのではなく、営業力を高めるのと同じように、”採用力”も強化していかなければならない。

まだ社会人にもなっていない学生相手に「言わなくても分かるだろう」は通じない。

家を建てる時、設計士は施主さんに家の間取りや窓、柱の位置、装飾の細かいことすべてを確認するはずだ。

それぐらいの気持ちで内定者と認識合わせをすべき。

「入社したらこれをやってもらう」「残業はこれぐらいあると思う」「本当にこれでいいか?」と念を押すのだ。

決して入社させたら何とかなる、という時代ではない。

企業も若者も、お互いのためにより丁寧なコミュニケーションを心がける。

そうすることで、この「Lose-Lose」の状況から抜け出せるはずである。

参照元:Yahoo!ニュース