仏、6月にパレスチナ国家承認も 中東諸国はイスラエル承認か

フランスのマクロン大統領は9日、同国が6月にもパレスチナ国家を承認する可能性があると明らかにした。
また中東の一部諸国もイスラエル国家を承認する可能性があると述べた。
フランスとのインタビューで「われわれは(パレスチナ国家の)承認に向けて前進する必要がある。今後数カ月にそうする。誰かを喜ばせるためではなく、いつかそれが正しいこととなるからだ」と述べた。
また「パレスチナを擁護する人々がイスラエルを承認できるよう、集団的な動きにも参加したいからそうする。これは多くがまだ行っていないことだ」と述べた。
パレスチナは約150カ国が主権国家として承認しているが、米国、英国、フランス、ドイツ、日本を含む西側諸国の大半は承認していない。
一方、サウジアラビア、イラン、イラク、シリア、イエメンなどはイスラエルを承認していない。
マクロン氏は「6月中にサウジアラビアと共同で会議を開催し、複数国による相互承認に向けた動きを詰めることを目指している」と述べた。
参照元:REUTERS(ロイター)