RBC元アナウンサーの女を逮捕・起訴 睡眠薬入り飲料を同僚に飲ませた疑い 那覇地検 沖縄県警

沖縄県警の外観を撮影した画像

琉球放送(RBC)に在職していた元アナウンサーの女=東京都=が、複数の薬物を無断で混入した飲料を同社社員に飲ませて急性薬物中毒などのけがを負わせたとして、傷害の罪で那覇地検に起訴されていたことが7日、関係者への取材で分かった。

県警が3月に同容疑で逮捕・送検し、地検が調べを進めていた。

地検は同31日付で女を起訴したが、認否を明らかにしていない。

起訴状などによると、元アナウンサーの女は2024年1月25日午後、那覇市内のコンビニエンスストア前の路上でRBC社員の20代女性に、睡眠作用や抗不安作用のある薬物を混入した飲料を手渡して飲ませ、加療1日を要する一過性意識障害、急性薬物中毒の傷害を負わせたとしている。

県警によると被害女性は、元アナウンサーの女から飲料を渡された午後6時40分ごろから帰宅する同8時55分ごろまでの間に飲料を飲んだが、次第に意識がもうろうとして体がふらつき、ろれつが回らなくなった。

女性が同2月、県警に「人からもらった飲み物を飲んだ後、体調不良になり救急搬送された」と被害申告したことで事件が発覚した。

県警は事件後1年余が経過した25年3月10日に女を傷害容疑で逮捕したが、取り調べ時に容疑を否認していたという。

関係者によると、女は事件後に退社し、逮捕時は東京都内に居住していたという。

RBCは琉球新報の取材に「本件は、被害者保護などを理由に匿名とされているものと認識しており、詳細なコメントは差し控えますが、捜査機関による調査に全面的に協力して参ります」とのコメントを発表した。

参照元:Yahoo!ニュース