米議会、グラス駐日米大使を承認 貿易、思いやり予算で外圧

米上院は8日の本会議で、駐日大使にジョージ・グラス氏を充てる人事を賛成多数で承認した。
先の公聴会で「常に米国を第一に考える」と宣言したグラス氏は、米国の対日貿易赤字削減や、在日米軍駐留経費の日本側負担(思いやり予算)などを巡って日本への圧力を強める構え。
宣誓を経て近く着任する。
グラス氏は上院外交委員会で、「日米関係は頂点にあり、安全保障から経済まで緊密な関係の維持は最優先事項だ」と表明。
一方、中国の軍拡に向き合う中で米軍の負担が増していると述べ、思いやり予算の引き上げを「間違いなく協議する」と語った。
日本の防衛費増額にも言及した。
参照元:Yahoo!ニュース