米、対中追加関税を9日発動 約70カ国が交渉を模索 政権報道官

米ホワイトハウスのレビット報道官は8日、米政府は中国に対する追加関税措置を9日に発動させると述べた。
レビット報道官は記者会見で、9日に発動する対中追加関税について、トランプ大統領は中国は米国と「ディール(取引)」を行わざるを得ないと考えているとし、「中国は合意したいと考えているが、どうすれば良いのか分からないだけだ」と述べた。
その上で、中国から連絡があればトランプ大統領は「極めて寛大に対応するが、米国民にとって最善のことを行う」と語った。
中国人民元はこの日のオフショア取引で1ドル=7.41元を下回り、過去最安値を更新した。
レビット報道官はまた、約70カ国が関税に関する交渉の開始を目指し、ホワイトハウスに連絡してきたと明らかにし、米労働者に利益をもたらし、慢性的な貿易赤字に対処できるのであれば、協定が締結されるだろうと述べた。
トランプ大統領は交渉を目指す国ごとに対し「オーダーメイドの協定」を策定するようチームに指示したという。
参照元:REUTERS(ロイター)