元「関東連合」の男をタイから移送し逮捕 カンボジア拠点の特殊詐欺Gトップか 「幹部でもないし弁当出してただけ」と話す 別の特殊詐欺Gでもリーダー格か

特殊詐欺をイメージした画像

カンボジアを拠点に特殊詐欺を行っていたグループのトップとみられる準暴力団の元「関東連合」のメンバーだった男が、拘束されたタイからきょう日本へ移送され、飛行機内で逮捕された。

男は先ほど、羽田空港に到着した。

電子計算機使用詐欺などの疑いで、タイから移送中の飛行機の中で逮捕されたのは、山口哲哉容疑者(46)だ。

捜査関係者によると、山口容疑者は2022年9月、仲間と共謀しカンボジアから大阪市の女性(当時74)の家に「医療費の還付金がある」とうその電話をかけ、現金およそ30万円をだましとった疑いなどがもたれている。

記者「カンボジアの詐欺グループの幹部という話がありますけど?」

山口哲哉 容疑者「違うっす」

記者「関係してない?」

山口哲哉 容疑者「関係してなくはないですけど…」

記者「一部関係していたけど、幹部ではないということ?」

山口哲哉 容疑者「幹部でもないし、弁当出してただけですよ」

山口容疑者は日本に移送される際、記者の問いかけに対して、特殊詐欺グループの幹部ではないと主張していた。

しかし、捜査関係者によりますと、山口容疑者はカンボジアを拠点に日本に詐欺の電話をかけていた特殊詐欺グループのトップとみられていて、準暴力団の元「関東連合」のメンバーだったという。

この特殊詐欺グループをめぐっては、おととし12月、グループの主犯格の男2人が埼玉県警に逮捕され、埼玉県警は山口容疑者の逮捕状を取り、行方を追っていた。

その後、カンボジアの隣国、タイに山口容疑者が潜伏していることがわかり、先月14日、首都バンコクにいたところをタイ当局に拘束されていた。

山口容疑者は、別のカンボジアを拠点にした特殊詐欺グループやベトナムを拠点にした特殊詐欺グループでもリーダー格だったとみられてい。

警察は、この後、山口容疑者を埼玉県内の警察署に移送して取り調べ、グループの実態解明を進めるとともに、余罪についても調べる方針だ。

参照元:Yahoo!ニュース