小林製薬の紅麴問題でオアシスが株主代表訴訟 135億円の賠償請求

訴訟を起こしている人

香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」は7日、小林製薬の旧経営陣に約135億円の損害賠償を求める株主代表訴訟を大阪地方裁判所に提起したと発表した。

紅麴(こうじ)サプリメントによる健康被害問題を巡って、取締役が実効的な対応策をとらなかった責任を問うとしている。

提訴は3日付で、対象となったのは創業家の小林一雅元会長と章浩元社長、山根聡前社長、元社外取締役の伊藤邦雄・一橋大名誉教授ら計7人。

小林製薬の品質管理体制や危機対応に不備があったことは、取締役の善管注意義務違反にあたると主張している。

オアシスは昨年12月時点で小林製薬株の約1割を持つ第2位株主。

昨年11月、この7人を会社側から提訴するよう求めたが、小林製薬は「法令違反は認められない」として拒否していた。

参照元∶Yahoo!ニュース