羽生善治会長が日本将棋連盟会長を退任へ 「若い世代に頑張ってほしい」6月の任期満了をもって

将棋の駒を撮影した写真

日本将棋連盟の羽生善治会長(54)は1日、次期役員を決める予備選挙(4月下旬実施)に立候補しないことを明らかにした。

23年6月、17代会長に就任した羽生は2年の任期を終える今年6月に退任。

以降は棋士に専念することになった。

東京都渋谷区の将棋会館内で取材に応じた羽生会長は退任の理由として(1)昨年、連盟100周年の大きな節目となり、関連事業が3月31日で終了した(2)自分自身、会長の仕事はやりきったと感じた(3)今後は若い世代に人たちに運営を委ねたい――の3点を挙げた。

後任は今月下旬に行われる予備選挙で選ばれた常勤理事の互選により決まる。

正式就任は例年6月上旬開催の棋士総会となる。

また羽生会長はこの日、自身のXでも「この度4月3日、4日に行われる日本将棋連盟の予備選挙に立候補はしないことを決めましたのでお知らせをいたします。理由としては昨年の創立100周年の事業が終わったこと、自分としてできることはやりきったと感じていること、次の若い世代に将棋界を委ねたいと考えているからです。6月上旬の任期満了後は一棋士として力を尽くす所存です。今後ともご声援のほどをよろしくお願いいたします」と報告した。

羽生会長は退任表明後、記者の取材に応じた。

主な一問一答は以下の通り。

――退任を決めたのはいつ頃か?

「かなり前です。昨年夏の常務会ではすでに伝えました」

――現役棋士との兼務と関連がある?

「棋士として活動することと、組織を発展させるのは両方大事。その中で何が出来るのか、総合的に判断しました。今期も順位戦(B級2組)で指しますので、よろしくお願いします。まだ50代ですので、棋士として頑張っていきたいという意欲は持っています」

――棋士に専念することになるが?

「ファンの期待に応えられるようにしたい。簡単ではないが、自分なりにいい状態で臨みたいです」

――後任の会長については。

「誰が立候補するか公になっていないが、現場の人間は懸命に働いている。どういう方が次に会長になるにしても、いい形で進んでいくと思います」

――羽生会長より若い会長になる?

「候補者が誰か分からないので…。全般的な話しとして若い世代に頑張ってほしいということです」

――棋士以外の外部会長となる可能性は?

「かなり議論になると思います。棋士の方が将棋界を熟知している。運営では外部の知見を活かすのも大事。その議論が生まれるのは大切だと思っています」

――会長職との兼務で疲れたことは?

「仕事をしていて疲れることはありますが、自分なりに休養はとっていましたので」

――棋士として、タイトル獲得100期の期待が大きくなりそう。

「今は若くて強い棋士が多く、競争も激化している。自分なりに一生懸命頑張って挑戦していく姿勢を忘れずにいたいです」

参照元∶Yahoo!ニュース