斎藤知事「今読み続けています。議会閉会後にコメントしたい」現時点で辞職否定「県政前に進めるのが責任」第三者委パワハラ認定 県対応を「違法」と指摘

兵庫県庁の外観を撮影した画像

第三者委員会によるパワハラ認定から2日後となり、21日、兵庫県の斎藤知事は報告書について「今、読み続けています。議会閉会後に何かしらのコメントをしたい」「県政を前に進めるのが果たすべき責任」などと述べ、現時点での辞職は否定した。

(斎藤知事)「(報告書については)今、読み続けています。来年度予算が審議中で議論しているところですが、しっかり成立してもらえるようにしていくことが大事。それを踏まえ、皆さんの期待にこたえられるよう県政を前に進めるのが果たすべき責任だと思います」

そのうえで、「報告書の内容については、法的な見解や難しい内容もあるので、委員長からゆっくり時間をかけて読み込んでと言われている。議会開会中で、公務の中で時間をかけて読んで精査をすることが大事」、「精査することに時間がかかることに一定の理解をいただきたい。議会閉会後、何らかのコメントをしたい」などと述べた。

19日午後、兵庫県の第三者委員会は報告書を提出。

斎藤知事が出張先で職員を叱責したことや、夜間・休日にチャットで業務を指示したことなど、計10の行為を「パワハラに当たる」などと認定。

また、元県民局長の告発文書には「真実相当性」があり、通報者の保護が求められる公益通報の要件を満たしているとしたうえで、知事が指示した告発者さがしを「違法」と結論づけた。

一夜明けた20日に斎藤知事は、報告書について「まだ全て目を通せていない」としたうえで、「藤本委員長からも時間をかけて見てほしいと言われましたので、しっかり時間をかけて中身を見たいと思います。内容が多岐にわたり、法律的な問題もあり、いつまでに、というわけでなくしっかり見させていただきたい」と述べていた。

さらに「百条委、第三者委の報告をしっかり重く受け止め、反省すべきところ、改めるべきところは改め、県政をしっかり前に進めるのが自身の役割と思っています」などと話していた。

参照元∶Yahoo!ニュース