ソフトバンクG、米半導体設計アンペアを約1兆円で買収

ソフトバンクグループは20日、米半導体企業アンペア・コンピューティングを65億ドル(約9730億円、1ドル=149.69円)で買収すると発表した。
アンペアはエネルギー効率の高いAI(人工知能)向け半導体の設計を手掛けており、買収によってソフトバンクG傘下の英半導体設計アーム・ホールディングスを補完する。
ソフトバンクGは子会社を通じてアンペアを買収し、間接的に完全子会社化する。
米競争当局や対米外国投資委員会(CFIUS)などの承認を経て、2025年後半の買収完了を見込んでいる。
買収資金はみずほ銀行など金融機関から借り入れる。
元インテル社長のレニー・ジェームズ氏が設立したアンペアは、米オラクルやアルファベット傘下グーグルなどで使用されている中央演算処理装置の設計にアームの技術を利用。
オラクルや米ファンドのカーライル・グループ、アームの関連会社が出資している。
ロイターは1月、ソフトバンクGとアームがアンペアの買収を検討していると報じていた。
参照元:REUTERS(ロイター)