窃盗事件の犯人が親族と知り証拠隠滅 20代男性巡査を書類送検 公用車で親族宅にも立ち寄る 減給の懲戒処分 

パトカーをイメージした画像

今年1月、鳥取県米子市で起きた窃盗事件で、捜査にあたった警察官が犯人が親族であることを知り証拠を隠滅したとして、14日、書類送検された。

鳥取県警はこの警察官を減給の懲戒処分とした。

証拠隠滅の疑いで書類送検されたのは県内の警察署に勤務する20代の男性巡査。

県警によると、この巡査は今年1月、米子市内の医療施設で起きた財布の窃盗事件の捜査にあたった際、犯人が親族であることを知り、一部の証拠を収集せず隠滅した疑いが持たれている。

また、巡査は事件当日、窃盗に関する事実確認をするため、公用車を使いこの親族の家を訪れていて、この間、職務を怠ったという。

これらを受け県警は、14日付けでこの巡査を減給10分の1、6か月の懲戒処分とした。

巡査は証拠隠滅を認めていて「軽率な行動だった」と、話しているという。

県警の宮田真一首席監察官は「法を遵守し、県民の安全安心を守るべき警察官が、このような非違事案を起こしたことは誠に遺憾であり、県民の皆様に深くお詫び申し上げます」と、コメントしている。

参照元:Yahoo!ニュー