午後は日本にも「黄砂」飛来か 北日本や北陸・山陰は明日14日明け方まで注意

大陸からの黄砂が今日13日午後から明日14日明け方にかけて日本にも飛来する予想だ。

北日本や北陸・山陰では、吸い込んでしまわないようマスクなどで対策をすると良いだろう。

また、洗濯物や車などへの付着にも注意してほしい。

今日13日(木)から明日14日(金)明け方ごろにかけて、黄砂が日本付近に飛来する可能性がある。

黄砂とは、中国大陸奥地のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠などで舞い上がった砂ぼこりが、飛んでくる現象で、上空の強い風によって、遠く離れた日本へも飛んでいく。

中国の東部沿岸などでは、今日13日(木)すでに黄砂を観測していて、視程が5km以上10km未満となっている。

日本では、午後には北海道や東北などに黄砂が飛来する予想で、北陸や山陰でも午後から明日14日(金)の明け方ごろにかけて黄砂が飛ぶだろう。

吸い込んでしまわないようマスクなどで対策をするほか、洗濯物は部屋干しにした方が良さそうだ。

また、車にうっすらと黄砂が付着する可能性もある。

手や指で払いのけたり、こすったりしてしまうと傷つけてしまうおそれもあるので、高圧の水で洗い流すと良いだろう。

環境省によると、黄砂の飛来によって、以下のような呼吸器や循環器に係る疾患の症状の悪化が指摘されている。

①黄砂の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがあると報告されている。黄砂の濃度が高い日ほど、それらの症状が発症する方が多くなる傾向にある。

②黄砂の飛来と、呼吸器疾患についての関連が報告されている。黄砂が飛来すると気道や目、皮膚症状の悪化が見られる場合がある。喘息など呼吸器疾患のある人はいっそう注意が必要だ。呼吸器疾患のない人でも黄砂の濃度が高いほど咳が出ることが報告されている。

③黄砂の飛来と循環器疾患について関連がみられている。 黄砂の飛来と救急搬送数増加、脳梗塞での入院や心筋梗塞での入院、発症の増加との関連が報告されている。高齢者や糖尿病、慢性腎臓病等の既往歴がある方は、循環器疾患への影響リスクが高いため注意が必要だ。

参照元：Yahoo!ニュース