ナスダック取引所、26年下期にも24時間体制に 国外からの需要に応え

米証券取引所運営2位のナスダックは、米国株の24時間取引体制を整える計画だ。
米国株の需要は世界的に伸びており、この好機を収入増に結びつけたい取引所は増えている。
ナスダックのタル・コーエン社長によれば、ナスダックは平日の24時間取引を目指す計画だ。
規制当局の承認と業界内での調整次第で2026年下期の実現を想定していると、コーエン氏はリンクトインへの投稿で述べた。
シカゴ・オプション取引所(CBOE)グローバル・マーケッツは先月、平日の株式取引時間を24時間に延長する計画を明らかにした。
現時点で規制当局の承認待ちだという。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)も昨年10月、平日22時間取引の計画について許可を申請。
先月に証券取引委員会(SEC)から第1段階の承認を得たが、市場データのフィードを更新する必要がある。
ナスダックのコーエン氏は米国の取引時間外に国外個人投資家からの関心が高まっていると述べた。
ただ、取引時間が長くなることで生じるリスクを市場と投資家は考える必要があるとも指摘。
ボラティリティー(変動性)の上昇と、決済コストの上昇があり得ると述べた。
夜間は取引が増加しても流動性は依然「著しく低い」とも同氏は述べた。
参照元∶Yahoo!ニュース