マレーシア中銀、政策金利据え置き 予想通り

マレーシア中央銀行は6日、政策金利を予想通り3%に据え置いた。
現行の金融政策は景気支援的だとし、インフレ・成長の見通しと整合的だと説明した。
政策金利は2023年5月から3%に維持されている。
市場は少なくとも今年末まで政策金利が据え置かれると予想している。
中銀は「外部の不透明要因にもかかわらず、内需がけん引し、25年も経済活動の力強さが持続する見通しだ」と表明。
ただ「世界の成長、インフレ、貿易の見通しは、主要国の関税などの政策と地政学的動向を巡る相当な不確実性に左右される」と述べた。
国内インフレ率については、世界的なコスト状況の緩和と過度な内需圧力の不在を背景に25年も管理可能な水準にとどまると予想。
1月の総合インフレ率は1.7%、コアインフレ率は1.8 %だった。
また、金融市場は世界的な不確実性によりボラティリティーが高まる可能性があるが、良好な国内見通しと構造改革が通貨リンギの下支えに寄与するとの見方も示した。
参照元∶REUTERS(ロイター)