石破首相、大船渡の山林火災「激甚災害」指定を検討 「自治体の金銭負担も少なくて済むよう対応」

総理大臣をイメージした画像

参院予算委員会は5日午前、石破首相(自民党総裁)と全閣僚が出席する基本的質疑を行い、2025年度予算案の修正案が実質審議入りした。

首相は岩手県大船渡市の山林火災について、激甚災害の指定を検討していると明らかにした。

首相は、同市で続く山林火災を巡り、「激甚災害(の指定)ということも視野に入っている。自治体の金銭負担も少なくて済むような迅速かつ適切な対応を政府として心がけていく」と答弁した。

激甚災害に指定されると、自治体による復旧事業に対する国の補助率が引き上げられる。

医療費が高額になった場合に患者の負担を抑える「高額療養費制度」の見直しに関しては、「この制度を持続可能なものとし、『もう受けるのやめようか』という受診抑制が起こらないこととの両立を図りたい」と理解を求めた。

政府は8月からの負担上限額引き上げは予定通りに実施する一方、来年8月以降の対応は今年秋までに再検討する方針だ。

がん患者との面会を促されると、「日程は調整したい」と前向きな姿勢を見せた。

いずれも立憲民主党の田名部匡代・参院幹事長の質問に答えた。

参照元:Yahoo!ニュース