東京マラソン学生トップは29歳の東大大学院生 古川大晃「太田蒼生君に敬意を表した上で喜びたい」

東京マラソンをイメージした画像

9月の東京世界陸上マラソン日本代表選考を兼ねて行われた。

男子は22歳のタケレ(エチオピア)が2時間3分23秒(記録はいずれも速報値)で優勝。

全体10位で日本人トップは2時間6分0秒で市山翼(サンベルクス)だった。

マラソン初挑戦で注目された青学大の太田蒼生(4年)は約22キロまで果敢に先頭集団でレースを進めたが、35キロ過ぎに途中棄権した。

29歳の「ベテラン学生ランナー」の古川大晃(東大大学院4年)が2時間14分36秒の自己ベスト記録で全体49位で学生トップとなった。

古川は今年の第101回箱根駅伝(1月2、3日)で関東学生連合チームの主将として9区を区間18位相当で走った。

熊本・八代高を卒業して11年目、ようやく念願の箱根駅伝出場を果たした。

今春、国立の京都工芸繊維大に博士研究員として就職する。

「学生最後の公式レースの東京マラソンで学生1位という大きなタイトルを取ることができました。結果的に途中棄権となりましたが、前半に世界のトップレベルに果敢にチャレンジした青学大の太田君はすごいです。中間点通過の1時間1分19秒は速い。約10キロの折り返し地点前で太田君とすれ違った時、太田君が先頭集団で戦っている姿に感動しました。太田君に最大限の敬意を示した上で、東京マラソン学生トップを喜びたいと思います」と古川は謙虚に話した。

29歳にして自己ベスト記録(2時間16分14秒)を1分34秒も更新。

これからも市民ランナーとして走り続ける。

参照元∶Yahoo!ニュース