仏英、1か月間のウクライナ部分停戦を提案へ マクロン氏

停戦をイメージした画像

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は2日、英ロンドンで開かれたウクライナ支援をめぐる欧州各国の首脳会合後、仏英両国がウクライナの「空・海・エネルギーインフラ」における1か月間の停戦を提案する意向であることを明らかにした。

マクロン氏は仏フィガロ紙のインタビューで、前線の規模を考えると、停戦の順守状況を把握するのは極めて困難だとし、停戦案は少なくとも初期段階では地上戦を対象としていないと述べた。

平和維持部隊については、「今後数週のうちに欧州の部隊がウクライナに派遣されることはない」とした。

マクロン氏はまた、米国の優先事項の変化とロシアの軍事力に対応するため、欧州諸国は国防費を国内総生産(GDP)の3.0~3.5%に引き上げるべきだと提案。

「ロシアは3年間でGDPの10%を防衛に費やした」「われわれは次の事態に備えなければならない」と語った。

マクロン氏はイタリアのイルフォグリオ紙との別のインタビューでは、欧州はウクライナ紛争を終結させるために「強い」イタリアを必要としていると述べた。

一方、イタリアのジョルジャ・メローニ首相は2日の首脳会合で、ウクライナへの平和維持部隊派遣にイタリアが貢献する可能性を否定。

「それは議題に上がったことがない」と語った。

参照元∶Yahoo!ニュース