セブン&アイ初の外国人トップへ 井阪社長が退任、後任に社外取締役のデイカス氏で調整

セブン&アイ・ホールディングスは、井阪隆一社長(67)が退任し、後任に、社外取締役を務めるスティーブン・ヘイズ・デイカス氏(64)を起用する方向で調整に入った。
セブンのトップに外国人が就任するのは初めてとなる。
近く取締役会を開き、決定する。
セブンは現在、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから買収提案を受けている。
対抗策として、セブンの創業家が経営陣による自社株買収(MBO)を検討してきたが、8兆~9兆円規模となる買収資金確保に苦慮し、断念するなど、先行きが不透明となっている。
デイカス氏は、買収提案のほか、セブンによる自力での企業価値向上策について議論する特別委員会のトップを務め、セブンの現状について理解が深い。
トップ交代により、今後の経営判断について株主の理解を得たい考えだ。
参照元∶Yahoo!ニュース